●身の周りをSFに変える「ユビキタス」の世界

 最近、「ユビキタス(Ubiquitous)」という言葉が聞かれるようになりました。これはラテン語で「いつでも、どこにでも存在する」という意味。もう少しかみ砕けば、あらゆるコンピュータがネットワークに接続された状態で、誰もが、いつでも、どこでも情報にアクセスできる状態をさします。
◆自動車メーカーも製品投入
 自動車業界では2002年に、日産、トヨタ、ホンダの各メーカーが車載システム付きのクルマを発売しました。トヨタの「G-BOOK」は、携帯電話不要の接続環境を提供しており、その最大通信速度は144kbps。
しかし、これではクルマを降りるたびに、いったん接続を切らなくてはなりません。ユビキタスが目指しているものは、もっと“ユビキタス”な世界です。
◆もっと、もっとユビキタスに
 総務省は、2005年をユビキタス発展期、10年を成熟期としています。その変化の1つは、“電脳住宅”とでもいうべき社会です。ネットワークに接続された機器が召使いのように情報を収集・処理。2010年頃には、それらの機器が声や身振りに反応して、利用者の望む情報環境をつくりだすのだとか。
センサーによる個人認証が可能になれば、駅の改札を通るだけで自動的に運賃がオンライン決済されるシステムも出現。まさにSF映画の世界が実現するわけです。



アーリア行政書士法人発行
季刊情報誌「FOUR SEASONS」2003年冬号Vol.24


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