マーケットコラム
●クルマの整備・修理等の支出は
 10年間で12%も増加

 自動車にかけるおカネが、かなり変化しています。
 ここ10年ほどの家計支出に目を向けると、あきらかに自動車の購入から整備・修理へのシフトがうかがえます。総務省統計局の「家計調査年報」をみると、それを裏付ける興味深いデータが浮かび上がってきました。

 まず1世帯が消費のために使う1カ月間のおカネをみると、1993年には33万5246円でしたが、2003年には30万2623円。月に3万円以上も支出が減っています。これにあわせて、自動車の購入にかける費用(全世帯の月平均)も93年の6671円から03年には5944円に。約700円の減少です。比率にすれば10%以上も減っているのです。

 ところが、整備や修理などの自動車の維持費は、93年の1万2231円から03年には1万3704円に上昇。月平均で約1500円の増加です。93年からの10年間で消費支出が9.7%減るなか、自動車の維持費は12.0%も増えているのです。

 前回お伝えしたように、乗用車の“平均寿命”は約11年となり、代替サイクルは長期化。しかも、ミニバンやコンパクトカー人気で単価も安くなっています。ディーラー側からすれば利益幅の縮小は否めません。
 そこでサービス部門の強化は必須となるのですが、反面、サービス工場の整備や従業員の増員など投資も必要。コスト削減が求められるなか、どうバランスをとるか難しいところです。でも、消費者の動向をみればあきらかに整備・修理志向がうかがえます。不況がいわれ続けたなかで、自動車維持に費やす支出が12%も伸びているのですから。

 1993年2003年
消費支出335,246円302,623円
自動車(購入)6,671円5,944円
自動車等維持費12,231円13,704円

 

Four Seasons 2005年2月20日掲載



名義変更や変更登録、車庫証明など自動車登録のスペシャリスト/アーリア行政書士法人

Copyright(C) ARIA Outsourcing Group. All Rights Reserved