“団塊世代”の退職が、始まりました。
その退職金の額、5年間で推計約85兆円。国家予算に匹敵する規模です。ピーク時は年20兆円を超えるともいいます。その行方をめぐって、市場では各業界がしのぎを削っているのはいうまでもありません。

しかし、団塊世代は「ほんとうに“リッチ”なのか」という声もあがっています。
退職後の生活に必要な貯蓄額は約3600万円とされます。電通の調査によると、実際に貯蓄可能な額は2350万円との結果がでています。その差約1200万円。退職までに必要貯蓄額を貯めることができる、という人も3割にとどまっています。市場が期待するほどに、お金が流れるのでしょうか。
こうしたなか、中古車大手のガリバーが興味深い調査結果を発表しました。

調査によると、退職後に購入する車の予算を「300万円以上」とする回答が46.6%。半数近くにのぼります。車の平均購入単価が205万円というなか、かなりの高級志向がうかがえます。
タイプ別では、セダンが35.4%でトップ。一方で、いまや市場の3割を占める軽自動車は1割にとどまっています。あきらかに他の購買層とは異なる志向性です。
ちなみに、先の電通調査では、退職金の使いみちは「夫婦で相談」との回答が47%。このあたりも団塊世代の大きな特徴といえそうです。
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