マーケットコラム
●中古車業界の鍵を握る “信頼感” 

 中古車大手ガリバーの公表した2007年上半期「中古車販売台数ランキング」を見ると、1位・2位は新車同様スズキのワゴンR、ダイハツのムーブとなっています。

 ところが、3位から6位までに名を連ねたのは、すべてホンダ勢。ステップワゴン、ライフ、オデッセイ、フィットと続き、車種も軽からコンパクトカー、ミニバンにいたるまで多様。どうも新車販売とは少し様相が違います。

 背景には、もちろんホンダ車への信頼感があります。と同時に、そのブランド力と中古車価格のバランスを考えたとき、ユーザーにとって「お得感」があるということなのでしょう。

 一方、トヨタはベスト10のなかで、8位にようやくセルシオが顔をだすだけ。かといってトヨタ車に人気がないわけではありません。むしろ人気があって、価格が落ちにくいことが難点となっているのでしょう。

 それにしてもこの10年で、中古車市場も様変わりしました。なかでも特筆すべきは、中古車の買取価格が目に見えてきたことです。ネットの普及等により、ユーザーにはわかりにくかった買取価格の透明度が高くなってきたわけです。

 たしかに新車販売台数が伸びにくい状況だけに、中古市場のタマ不足は深刻。しかし、保有台数が保たれるかぎり、中古市場は一定規模が維持できます。

 現在、年間の中古車販売台数は約800万台(軽含む)。しかし、ユーザーへの小売台数(実需)は300万台程度ともいわれます。つまり大半は業者間の転売です。今後の中古車市場を考えれば、この構造を打ち破ることは重要です。その鍵を握るのは、中古車業界そのものへの信頼感といえるかもしれません。

Four Seasons 2007年9月20日掲載

名義変更や変更登録、車庫証明など自動車登録のスペシャリスト/アーリア行政書士法人

Copyright(C) ARIA Outsourcing Group. All Rights Reserved