消費者が好むのは小さくて軽いクルマ。国内の自動車市場は、“スモール&ライト”(small&light)の波にさらされています。
2007年度上期の車名別販売台数で、首位はスズキのワゴンR10万6911台。第2位はダイハツのムーヴ9万6217台。いずれも第3位のカローラ6万3121台に大きく水をあけています。
ベスト10に軽自動車が6車入っているのも特徴的で、登録車でランクインしたヴィッツ、フィット、パッソもいわゆるスモールカーです。要は上位10車のうちカローラを除く9車が、スモール&ライトというわけです。

開発段階を見ても、トヨタが超小型車「iQ」を今年9月のフランクフルト国際自動車ショーに出展。全長2.98mで、欧州トヨタの最小型車「アイゴ」より42.5cmも短くなっています。
独フォルクスワーゲンも同ショーでコンセプトカー「UP!」を発表。全長3.45m、全幅1.63mの4人乗りコンパクトカーです。今年発売になったフィアット「500」も欧州で話題となり、来年には日本市場にも投入される予定です。
シティコミューターとも呼ばれるコンパクトカーの需要増は、都市部の道路・駐車場事情が大きく影響しています。
小さくて、軽くて、経済的。しかも機能性に優れ、環境問題にも対応したクルマ。
これらの条件をカバーしたうえで、最先端のデザインで自己表現をしたい。自動車販売でも、こうしたユーザーニーズをしっかりと頭に叩き込んでおく必要がありそうです。 |